特別公開講座生餌達人ゼミナール
演題/春の生みじんこについて 講師/ 岐阜の伊藤けんけんさん 初回講座


こんにちは伊藤けんけんです、
 みじんこなのですが、私の家は田舎なので、まわりには田んぼが多く、これからの季
節、みじんこが大量にわきます。これをたも(ペットショップで売っている魚をすくう
、目の細かいもの)ですくってそのまま水槽にいれます。
私の場合、家のすく横が田んぼなので、たもだけを持っていきます。
みじんこはうじゃうじゃと、群れているので、たもですくい、(たもの中でペースト状
になるくらい集めます)そのまま家に戻って水槽に入れます。もし、少し離れたところ
の田んぼに行く場合はバケツを持っていきます。
田んぼに着いたら採取前に予めバケツに1/3位水を入れます。
田んぼの近くには水を引く為の用水があるはずですから、水はこの用水のものを使いま
す。(水道の水では絶対に駄目です。但し1日位たったものならOK)
採取したみじんこをバケツに入れます。水が真っ赤になる位、欲張って採ってきます。
食べている餌によってみじんこの色が違います。緑色の場合もあります。顕微鏡でみる
と内臓の中(これは餌の色)および甲羅の表面(これはみじんこの甲羅の表面に緑の藻
がついている)が緑色になっています。緑色をしていても全く問題ありませんので安心
して下さい。
採取してきたみじんこは、バケツからたもですくい、そのまま一気に水槽に入れます。
もったいないから半分残しておこう・・などと思ってケチって残しておいても1日位で
みじんこは半分位、死んでしまいます。どうしてもしばらく生きたまま保存しておきた
い場合は、とにかく水を多くします。しかし、みじんこも生き物ですから、餌をたべな
いと死んでしまいます。めだかの餌にする場合、大量に必要なので、水を多くしてしば
らく生かしておいても何日かたつと、餓死してしまうわけです。小さい生き物ですから
、いつも餌をたべていないとすぐに死んでしまうわけです。
「みじんこ」は、調べてみると非常に面白く、やりだすとハマってしまいます。
顕微鏡でみると、ちょうどピスタチオ(豆)の殻が割れたような格好をしています、目
は複眼ですが1つしかありません。おでこについています。環境が良いと単性生殖、つ
まりメスだけで殖えます。メスは甲羅の内側に5〜6個の卵を産み、これが孵化して子
みじんこになります。
子みじんこは母みじんこの背中の甲羅の内側からやがて外に出て行きます。
子みじんこが出ていくと、母みじんこは、すぐにまた卵を甲羅の内側に産みます。
あれよあれよという間に卵が出てくるといった感じです。この瞬間を見ると、「おおー
っ」と、感激します。1〜2日位のサイクルで子供を産みます。住む環境が悪くなると
、オスが生まれてきて、メスは休眠卵を産みます。休眠卵はえんどう豆の様に「さや」
に入っていて乾燥にも強く、何年も生きています

まあ、そういうわけです。私の家のまわりの田んぼでは、今、水が引かれ 田植えの準
備が始まりました。田んぼに水が入ると、やがて、みじんこの休眠卵が孵化し、みじん
こが泳ぎだします。
私の経験では田んぼに水が引かれてからみじんこが群れだすまで2〜3週間かかると思
います。5月中旬に田んぼの水を注意深くみると、1mm程度のみじんこがピンピンと
泳いでいるのがわかります。天気の良い昼間は底の方、曇りの日や朝、夕は水面近くに
います。ただ、残念なのが農家の人が消毒などで農薬を使うと、みじんこは全滅してし
まいます。これで今回の講座を終わります、ご静聴ありがとうございました。

  メダカスクールH11.5.1